後藤さんが牙を剥く

声豚腐女子のジャングルポッケ

DIG-ROCKはいいぞ(ざっと所感)①

■前置き
DIG-ROCKはいいぞ。
ドラマCDジャンルなんだけど、話がおもしろくていいぞ。キャラクターが魅力的でいいぞ。声優も豪華でいいぞ。曲もかっこよくていいぞ。
キャラクター説明とかはHPみてほしい。この後にも書くけど。
DIG-ROCK(ディグロック)|Mintlip
http://www.team-e.co.jp/mintlip/digrock/index.html
これは最初期のシリーズのHPなので、最新情報はこのページの下部のLinkのバナーの一番上のところにある。そこが最新情報。
ざっくりいうと、バンドの話。
2つ(最新シリーズは1つ増えて3つ)のバンドが意識し合いながら共鳴し合いながら、バンド内外巻き込んでそれぞれ成長していく話。
最初はバンドメンバー4人+マネージャー1人を2バンドの合計10人で構成されるドラマだったのだけれど、途中メンバーのお兄ちゃんやマネージャーの昔の仲間が出てきたり、今年に入ってからは新しいバンドが5人+マネージャー1人出てきちゃってもうお祭り騒ぎよ。
それぞれのバンドが主軸になるのだけど、
『ルビレ(バンド名)のドラマで言ってたこれがインクロ(バンド名)のドラマのここで出てきてる!』とか、
『3巻前のこの発言がここにきて伏線回収されてる!』みたいなことが起こってすごい楽しい。
話面白れ〜〜!!!!!
でもあまりに友達がいないから感想戦が出来ず私の心は雨模様。書くぜ全てブログに!という記事です。笑ってくれ。そしてちょっとでも興味を持ってくれたら幸い。

■はじめにCDありき
ディグロ、CDが多い。
すごくいいことなんだけど、私のような途中参加組にはそこそこ問題があった。
なにしろHPが見づらい。どれから出たのか、何から買えばいいのかわからない。ひとつひとつHPを見ていくしか手がないが、発売情報に文字しかないのでどのジャケットがどのシリーズでああああ。英語も苦手なんだよな!

今出ているシリーズ一覧(2021.8.26現在)
①DIG-ROCKシリーズ(無印、3枚×2バンドで6枚)
②BREAK TIMEシリーズ(1枚×2バンドで2枚)
③DUEL FESシリーズ(2枚×2バンドで4枚)
④BLUE×REDシリーズ(1枚×2バンドで2枚)
(この間に音楽のみのアルバムがあるが割愛)
⑤diceシリーズ(1枚×3バンド+1枚×2バンドで5枚)

ドラマCDだけで合計19枚もある。

今数えていてびっくりした。ちなみに全巻購入特典や配信限定シングル、ドラマのないアルバムは割愛してこれだ。
私がディグロに興味を持ったきっかけはディグプロチャンネル(いまはディグロチャンネルに改名した、配信番組)だが、その配信で『スーツ着てお風呂入っとる!』と出演者がきゃっきゃしていた。これは上でいうところの③の4枚目のジャケットである。
オタクは金がない。
見知らぬジャンルのドラマCD12枚(当時)なんて買ってる余裕はない。
流石に諦めかけたが、ここで偶然出会したのがらしんばんである。
行ける範囲に2店舗あり、覗いてみたら置いてあったので買った。いや公式に一銭も落とせてないやないかというのはほんまにごもっともだけれど、結局どハマりして以降は全部新品で買ってるので許して欲しい。
初期は中古で集めるのも一つの手かな、と思う。面白いからね、ハマったら新品で買ったらええし。
場所によるが初期のやつは300円とかで売られていた。何があったんや。

こっから蛇足
中古ショップで買った弊害として、『誰かが売却してなければ買えない』ことがある。つまり順番通りに売ってるとは限らないし、入荷するか分からないし、歯抜けの場合もある。A店舗にはルビレが、B店舗にはインクロが多くあって、どっちにも①無印の3がない、みたいなことが起こった。その上私は続きものはまるごと買ってまとめて聞きたい派だった。
結果どうなったかって、結構順番めちゃくちゃで聞いたのであった。
多分インクロは順番が分からず②から聞いたし、ルビレは①-1を最初に聞けたが、2だか3だかが見つからず結局②を先に聞いた。結局④まで全部聞けた頃には⑤の発売が予告されていたので、それはそれでよかったのだけれど、とびちゃんを知るに②から聞いたのはまずかったよな〜……って今でも思う。余裕があるならちゃんと順番に聞くのをオススメする。

蛇足終わり

ちなみにいまは公式側からCD発売順の丁寧なものを出してもらっている


ありがたい。私が入った時に欲しかった気持ちの一方、①から順番に聞いてたら挫折していたかもしれないな……と思う。ギスギスが苦手なので。


■ざっくりバンドおよびキャラクター紹介

バンド、とりあえず2つ。
最新シリーズだともう1つ(もしくは2つ)バンドが増えるんだけど、時系列を追いたいのでまず2つだけ。
キャラクター、ちょいちょい追加されるので随時書きたい。

バンド①Impish Crow
インピッシュクロウ。通称インクロ。ルーキー。DIG-ROCKはこの子たちがデビューするところから始まる。2巻からディグニティプロダクションに所属。公式ツイッターだと🐥の絵文字が割り振られている様子。ぴよぴよ
メンバー4人に鳥の名前が入っている。

Vo:TSUGUMI
本名は野中つぐみ。あだ名はつぐ、つぐちゃん。まれにヒヨコ。cv内田雄馬さん。歌がうまい(当たり前体操)。天真爛漫で聞いててうれしくなる声で話す。割と無邪気でこーれは弟の声してますわと思っていたけど、ところがどっこい姉はいるものの下にも兄弟がいるっぽい。満点の愛の中で育った感じの人間。ちなみに作曲はできるけど音符は読めない。インクロはこの子を中心にしてまわっている。

Gt:TOKI
水川叶希。トキ。cv江口拓也さん。インクロの生真面目担当。ツッコミ担当ともいう。つぐみと家が隣の幼馴染で、なんかこいつら昔からずっとこんな感じなんだろうな……って思うやりとりをする。インクロ他3人の自由なふるまい、強大なライバルの存在、学業との両立など心配事が尽きない気苦労担当でもあるが、ギターを弾き始めると別人みたい、らしい。実家もまじめな感じっぽい。

Va:MITSURU
葉山充弦。ミツル。cv羽多野渉さん。見た目クールな感じかと思いきや、いちばんぽややんとしていてマイペース。スタジオミュージシャンの仕事もしているベーシスト。あまり能動的にしゃべる感じではないけど、しゃべるのが苦手ってわけでもない。女の子にもてるけど、いつの間にか付き合っていつの間にか別れている、ある種のだらしない面がある。ヒバリとは少なくとも中学時代からの付き合い。同じくベーシストのお兄さんがいるが行方不明(最近過去形になった)。

Dr:HIBARI
柴咲雲雀。ヒバリ。cv立花慎之介さん。おだやかやわらかめ、だけどいうことが辛辣、というか現実的で的を射ていることをズバッと言う。外面は二重の意味で良い。大学生。金持ちで広い家に住んでいるので、たびたびインクロのたまり場になっている。ミツルが拾ってきた田中さんという猫を溺愛している。本人的には大人で冷静な位置のつもりなのだろうけど、バンドや仲間を貶されると急に感情をあらわにしてきてかわいいとこがある。酒に強くない。

MG:飛倉奏空
とびくらそら。通称とびちゃん。cv伊東健人さん。最初キャスティングみた瞬間「お前も歌え!」て思ったし後に叶った。ディグニティプロダクションのマネージャー。インクロに出会ってからの大ファンで、インディーズで活動する彼らを5年かけて口説いた。執念がすごいし愛が重い。声は高めで素直な感じ、でもシリーズが進み絡む人間が増えるにつれ、相手によってちょっと意地悪な物言いもすることがあってトキメキがすごい。インクロ4人に「5人目のメンバー」として認められている。

年齢間はとびちゃん>ミツル=ヒバリ>つぐ=とき。ミツルヒバリ、つぐときがそれぞれ同い年で1学年差。
ちなみにバンド外だとヒバリとトキは大学生、ツグミはフリーター、ミツルは前述通り。


バンド②RUBIA Leopard
ルビアレパード。略してルビレ。最初レオパードかと思ったけどレパードでいいっぽい。この中で一番売れてるバンド。シリーズ開始当初でデビューして3年。ディグニティプロダクション所属。公式ツイッターだと👑の絵文字がつきがち。
メンバー4人に色の名前が入っているし、何なら苗字は名前に関連しているような感じ。

Vo:AKANE
本名は日暮茜。アカネもしくはアカネ様。cv古川慎さん。キャストから想像できるように色気とワイルドさのある通称王様。御曹司だったり英語ペラペラだったり作詞作曲できたりなんかもう設定モリモリですごい。もちろん見た目も良い。振る舞いも王様じみてるんだけどたまに子供っぽいところがあってそれもまたずるい。やべえアニキが二人もいる。

Gt:KURONO
時任黒乃。クロノ。cv石川界人くん。アカネ様の従者。比喩でなく本人がお世話係を認めているしそれを誇っている。サムライとオカンの共存みたいな子。ルビレの真面目担当なんだけど、アカネさん関連だとたまにぶっ飛ぶ。同じグループのマシロとは犬猿の仲……だったのが、なんか最近ちょっと許容範囲が広くなってきたようでかわいい。

Ba:MASHIRO
冬木真白(なにげドラマ内で苗字全然出てこんから調べた)。マシロ。cv佐藤拓也さん。声がさとたくで女好きって時点で察してほしい。声質的にはわりとやらかめたかめのさとたく。声質はふよふよ〜としているが発言が一番アレ。こういうコンテンツに珍しく露骨に女性との関係を匂わしてくる男。正直最初ちょっと苦手だったんだけど、2枚目あたりでこう……なって、今ではすっかりコメディリリーフ化してかわいい。

Dr:HAIJI
墨染妃志。ハイジ。cv花江夏樹さん。驚きのキラキラネームだけどルビレの中で1番の常識人。一貫して一人称が「僕」でかわいい。しっかりもので音楽が大好き、コミュ力も高いので他バンドと仲良くなるスピードがはやい。クロノとたまに主婦トークしている。最近になるにつれどんどんかわいい瞬間が増えてきた。ルビレのかすがい兼末っ子。

MG:巌原獅紀
いわはらしき。巌原さん、もしくはガンちゃん。cv駒田航さん。敏腕マネージャー。cvで想像される感じの折目正しいキャラかと思いきや、私生活がバチボコにだらしない。ハイジと同居していて、二人のやりとりが夫婦じみていてたまにびっくりするしマシロあたりに揶揄されがち。なんかいろいろ暗躍してるけど、ハルちゃん(後述)ほどではない。見た目がかっこいい描写がある。

年齢感はガンちゃん>マシロ=クロノ>アカネ>ハイジ。ただしクロノは早生まれでマシロと同い年なので、学年的にどうなってるかはちょっとわかんない。マシロとクロノはどっちかが上かもしれないし、同じかもしれない。


■ドラマ①DIG-ROCKシリーズ(6枚)
ここからドラマについて解説というか萌え語りをする。たぶんある程度のネタバレはするけど、まあでも、ある程度は公式HPで公表されている情報なので許してほしい。一切のネタバレを踏みたくないのであれば読まない方がよい。

無印のCD、発売順はインクロ①→ルビレ①→インクロ②→ルビレ②→…なのでその通りに記す。

①DIG-ROCK Impish Crow Vol.1
先にも書いた通り、インクロがデビューするまでの話。
デビューするまで、というか、つぐみがデビューすると決めるまでという感じ。つぐみお当番回
それと、つぐ&とき+みつる&ひばりの出会いも語られる。結構運命的かつハチャメチャな出会いなので聞いてほしい。
その出会いがあってからのヒバリの「インクロは、つぐちゃんの好きにしていいんだ」の言葉のやさしさと甘やかさが好き。トキがめちゃめちゃにつぐみを甘やかして……というか、かいがいしく世話するのも聞ける。きみはつぐみのオカンなのか? ずっとこういう感じなんだろうな、この子たち……。
あとインクロ周囲の女オタクの解像度が高くてすごいやらなんだか落ち着かないやら。いるよねこういうオタク……。

②DIG-ROCK RUBIA Leopard Vol.1
こっちもボーカル・アカネさんのお当番回。デビュー3年目、人気絶頂のルビレの王様の目に、再び火がともる話。
インクロが結構ガチガチに青春してる一方、タバコ吸うわ女の気配匂わすやついるわで少年誌というより青年誌な感じです。わりとマジで最初不穏だし弦楽器組はギスギスしてるしでどうしようかと思った。後々出るRED(結成編)聞くと、この時マジでルビレ(というかアカネ)けっこう危ういとこにいたんだなってわかる話。
関係ないけどクロノのキャラブレというか、最初だからか路線が定まってない感じ面白いし、ハイジが一瞬「クロノくん」って呼んでる瞬間があってウケるので探してみてください。

③DIG-ROCK Impish Crow Vol.2
インクロデビューしたぞ!がんばるぞ!な話。あとなんとな~く、うっすら、それぞれの家庭環境を察せられる回。
ええっと、なんというか、芸能界入りたての苦労みたいなシーンがあって、そこの何とも言えない感じが苦手であまり聞き返していないので、詳しく書けることがない。
ヒバリの「とびちゃんの愛、重いなあ」っていうセリフがあるのが多分このCDだと思う……。多分。違うかも。インクロはとびちゃんの愛を注がれて飛んでいる感じがあってかわいい。あと枕投げ。
途中ルビレ、というかアカネについてやいのやいの言うインクロがかわいいし、語彙で笑った。この印象が後々まで共通認識としてあるのがまた面白い。

④DIG-ROCK RUBIA Leopard Vol.2
ルビレもがんばるぞ、そのためにまず正すところがありますよね、な回。正すというと語弊があるけど。マシロ回。冒頭とラストで佐藤拓也のおいしいところを流し込んでくる。
ディグロ公式HPの人物紹介で、ハイジに『普段は大人しく、感情の起伏が激しいほうではないが、バンドやメンバーへの批判を聞くと穏やかにキレる。』という一文があるのだけど、これが聞ける。批判を聞くと、ってわけではないのだけど……普段穏やかな子が怒るとこわいよ、という空気の変化が如実に感じられるので、花江夏樹ファンに推したい。スッと温度が下がる感じ、好き。あと後半、クロノの「今のは最高によかった!」とそれに至るまでのやり取りが大好きで何度も聞いちゃう。
このCDだけじゃないんだけど、メンバーの日常会話が好き。ドラマ内で一度も名前の挙がったことのない実在のバンドの名前が容赦なく出てきて、キャラクターの“生”を感じる。

⑤DIG-ROCK Impish Crow Vol.3
ヒバリ回。そしてリズム隊回。話の中心はヒバリなんだけど、ミツルの対応も聞きどころ。……というか、この後のDUEL FES、あとdiceシリーズのIC×HR聴くと、ミツルが放った言葉の重さが信じられないことに気がついて怯える回。ミツルお前どんな気持ちでそんなことを……。そしてそれを笑顔で流したヒバリは、この後絶対わかってもらえるって信じてたってことなんだろうか……とか、色々考えてしまう。つぐ&ときの関係性とはまたちょっと違う信頼のかたち。かわいいね……(関係性のオタク)。詳しく書きたいけど聞いてほしい気持ちが強い。聞いてください。
無印のシリーズは総じて、最新まで聴いてからもっかい聴くと発見があるし、見方が変わって面白い。

⑥DIG-ROCK RUBIA Leopard Vol.3
ハイジ回。ルビレのかすがいたるハイジの問題を解決する話。マシロの問題が割とわかりやすかった一方、ハイジはいろいろ隠れていていじらしいというかなんというか。先にマシロを攻略しておいてよかった……みたいな気持ちで聞いていたけど、公式HPの紹介文的に、アレがなくてもちゃんとこの役割をしていてくれたんだろうか? わからん……。わからんけどマシロの「おはよ、ハイジ」が最高だからなんでもいいや……。あとそれぞれの家庭環境に触れたりそんなに触れなかったりする。マシロのコメディリリーフ化の始まり。

第1シリーズがここまで。
ざっくり書いたのだけど、お気づきだろうか、
まだルビレとインクロは出会っていないのである(途中ヒバリとアカネが電話する描写はある)
それぞれの存在を認知し、意識することでこの物語は始まったのだけど、それはそれとしてまだ出会えていない。
アカネさんはつぐみの電話番号をゲットすることができるのか。乞うご期待。
ちなみに後からインタビューを読んでいたら、ディグロはまずこの3枚×2で様子見、つまりこのシリーズで完結する可能性も全然あったことがわかり、今更ながら肝が冷えた。CDやグッズを買ってディグロを生かしてくれた先人たち、どうもありがとうございました。あなた方のおかげで私はディグロに出会えました。


……と、ここまで書いてきて、まだシリーズ1つめなのだけど7000文字を超えてしまった。書きすぎだ。
予定になかったけど記事を分けることにする。
次の記事ではアカネさんの激ヤバお兄さんズが出てくるよ! 楽しみだね!