おくにことば
今週のお題「方言」
その場所に住んでたら全然方言って認識できないんですよね。
ってもっともらしく書いてみた。これがおそらく標準語。
そこに住んどったら全然方言って気付かんでな?
わたしの話し言葉だとこんな感じ。
生まれた県育った県現在住んでる県が違うので、そりゃあもうミックスされてしまって、結果「出身地どこ? 九州?」と言われる始末。ちなみに九州に住んだことはない。ないが、親が九州の出身らしいので、もうわからない。わたしには日本全国の血が混ざり合っている。まあ血で言葉をしゃべるわけではないのだけど。
話し言葉が滅茶苦茶な上にコミュ障でどもり気味噛みまくりでなおかつ声が小さいので、
「先輩、ここの棚かたがってません?」
「は?」
「だから棚がかたが、かた、かたむ、傾いてません?」
「ごめんもっかい」
「(´・ω・`)」
ということが往々にしてある。つらい。バベルの塔も余計なことをしてくれたと思う。人類みんな同じ言葉を話せれば、まだ世界平和も近いだろうに。
などと話を大きくしたところでなにも起こらないし、バベルの塔が余計なことをしたわけじゃないんだけど。
ちなみに「かたがる」って言葉がでましたけど、この言葉がちゃんと通じてたのは石川県に住んでいた幼少の頃。
石川ってどこかわかりますかね? あの日本の背骨側のちょっと出っ張ってるとこなんだけど。
そこがまあ方言がきつい。
語尾が「〜〜がん」とか「〜〜げん」とか。関西でいう「〜〜やろ?」が「〜〜げんろ?」みたいな感じだった。たしか。だから近畿に引っ越したときは向こうの言うこともこっちの言うことも半分くらいしか伝わらない地獄であった。いまだにイントネーションおかしいって言われるし。身に覚えのない九州だし。
思えば日本を関東と関西でわけると石川県はかろうじて関西なんだけど、マクドナルドは「マック」呼び。冬はリップクリームいらずな雪国だけどアイスクリームの特売が毎週ある。ついでにアニメの放映数が全国でもワーストレベル(競ってたのはたしか福井とかのやっぱり北陸)なんだけど、アニメショップはわたしが暮らしてた頃からあった。
そう考えると妙ちきりんなお国だなぁ。
そんな石川出身といえば寺島拓篤かな、なんて、石川の方言について話す寺島拓篤を思い出していたよ。なんのラジオか忘れたけど、石川出身の人がゲストに来てたの。
「なんとかやげんろって言うよね! 言ってた〜〜!」
みたいな。かわいいやつ。
あの柔らかい声質にゴロゴロした語尾が合うんだこれが。まあ寺島拓篤が方言喋ってるとこなんてそのときくらいしか聴いてないけど。
適当に書いてたらなにが言いたいのかわからなくなってきたな。つまり、
①地方民は方言に気がついていない可能性がある
②わたしは九州出身ではない
③寺島拓篤と石川弁ってめっちゃ親和性高い
ってことです。目的地につくのでおしまい!